シリコン・ノンシリコン本当のところどっちが良いの?髪や頭皮への影響は?
寝屋川市「香里園駅」から徒歩3分の
オーガニックカラーと天然ヘナが得意な美容室
hair’s LOG(ヘアーズ ログ)の小野です。
最近では、シャンプーやコンディショナーに含まれる「シリコン」が、
抜け毛や髪の毛のダメージ、頭皮トラブルの原因になるという考え方が広まっています。
だからできるだけ『ノンシリコン』と書かれているヘアケア製品を選んでいる、という方も多いかもしれません。
ただし、シリコンについて誤解されている方もとても多いです。
シリコンの性質
一般的に「シリコン」といわれますが、正式には「シリコーン」と表記されます。
シリコーンは酸素とケイ素と有機基からなる有機ケイ素化合物で、熱や光に強く柔軟性があり、酸素通過性が高いなどの特徴があります。
その安全性もたしかなので、日用品や調理器具、医療用にも多く活用されています。
医療用にも使われる安全素材
とくにいま、医療用の肌テープで注目されているのがシリコーンテープ。
術後などの傷を覆うガーゼをとめるために使うもので、粘着面にシリコーンが使われています。
剥がしたときに痛くなく、角質も傷つけないので、肌に優しいすぐれものとして普及しています。
シリコーンは加工の仕方で、液体にも固体にもなり、加熱しても変化しないのが特徴です。
固形のものがあとで溶けたり、液体のものが固まったりするのでは?と心配する方もいらっしゃるかもしれませんが、そうしたことは化学的に起こり得ないので安心してください。
肌や頭皮についても害はない
ヘアケア製品でのシリコーンのおもな役割は、コーティング作用です。
成分表示には、シリコンとかシリコーンではなくその種類により「○○コン」「○○シロキサン」といった名称で書かれています。
シリコーンは油性成分なのでたしかに落とす必要はありますが、肌につくこと自体に問題はないので、たとえ洗い残しがあっても、身体に害を及ぼすことはありません。
毛穴からからだにとり込まれて蓄積するというような情報もありますが、粒子の大きさを考えても、そんなことは起こり得ません。
必要以上に不安を煽る情報に惑わされる必要はありません。
つまりシリコンが毛穴に詰まって頭皮に悪影響を及ぼすということは考えにくいです
hair's LOG 小野
ヘアケア製品でのシリコンの役割
髪への影響という意味では、シリコン配合製品でうたわれているような、髪の毛にツヤを与えたり、指通りを良くしたりする為に配合されます。
ヘアケア製品で使用されるシリコンはあくまで油の様な性質もので、軽くてサラッとしたものから、重めのしっとりしたものまでたくさんの種類がありそれを組み合わせながら製品が作られます。
シリコンによるコーティング作用のおかげで、洗髪やすすぎの際の毛髪どうしの摩擦をやわらげるのも本当ですし、ダメージを受けてパサついた髪には艶のある質感を与えてくれるというのも事実です。
そんなわけで、シリコン入りかノンシリコンどちらを選ぶかは、髪質や使用感のお好みで決めていただいて大丈夫です。
ノンシリコンシャンプーの欠点?!
ただノンシリコンタイプで知っておいていただきたいのが、
「ノンシリコンシャンプーでゴワゴワする」と感じる様な製品です。
確かにノンシリコンタイプのシャンプーだと、シリコンが入っていないものと比べて髪のなめらかさなどは劣りがちなのですが、
本来優しい洗浄成分(界面活性剤)で組み合わせられたシャンプーであればそれほどゴワゴワしたり軋んだりしないものです。
髪の毛のダメージにもよりますがノンシリコンシャンプーを使った後にゴワゴワするという製品は、強い洗浄成分(界面活性剤)が配合された製品が多いです。
強い洗浄成分(界面活性剤)配合であるのにシリコンが入ってないと髪がゴワゴワするのは当たり前。
そんなノンシリコンにこだわるくらいならシリコン入りの方がよっぽど髪に優しい製品となります。
サロン用のシャンプーなどは優しい洗浄力で作られており、その他のヘアケア成分もたくさん配合されているものがほとんどなので、そもそもシリコンに頼らなくて良くなっています。
市販品のシャンプーほど「ノンシリコン」のアピールが強く、
サロン専売品のシャンプーはわざわざ「ノンシリコン」と書いてないものも多いのは、
それをわざわざアピールしなくても良いくらい当たり前の事だからかもしれません。
そして髪にツヤやまとまりを与えてくれる成分はシリコンだけじゃないですしね
hair's LOG 小野
なんでも適量であれば問題ない
いまだにシリコンは危険だ!とか悪いものだ!という様な風潮がありますが、
そもそも1つの成分が入っているからといってその製品がダメなものという考えが間違っていたりします。
塩も砂糖も摂り過ぎたら体に悪影響を与えますが体には必要な成分です。
シリコンも油の様な性質がありますので、そりゃ大量に入ってたら髪の毛がベタベタ重たくなったり、
カラーやパーマの邪魔をする可能性はあります。
ただそれはシリコンだけでなくオイルをたっぷり髪の毛に付けたら同じ様なことになりますし、
オイルにもサラサラやしっとり、バターみたいな固形にもなるオイルなど様々な種類がある様に、
シリコンもサラサラやしっとりするものなど様々な種類があります。
求める質感に合わせて、適した種類や量が配合されている製品を使えているのならばシリコンだろうがオイルであろうが、合成ポリマーだろうがなんだって良いんです。
また逆にノンシリコンを使いながら、髪がバシバシする頭皮の調子が悪いなどであれば、
シリコンだけのせいではなく、髪や頭皮に合ってないシャンプートリートメントを使ってしまっているのかもしれません。
オススメのノンシリコン
hair’s LOGで取り扱い中のシャンプーに関してはどれも「ノンシリコン」だからで選んでいるわけではありませんが、結果的にはどれもノンシリコンとなっております。
トリートメントやアウトバストリートメントに関してはシリコン入り、シリコンが入っていないタイプなどいくつか取り揃えています。
オススメをいくつかご紹介しておきます。
hair’s LOGオススメヘアケア剤
【弱酸性で優しく洗いあげるノンシリコンアミノ酸系シャンプー】
【髪質やシリコンの有無でも選べる洗い流さないトリートメント】
【ノンシリコン・ノンアニオンで髪と頭皮に負担を与えないシャンプー】
【酸性石けん系洗浄成分と蓼藍エキスで頭皮の環境を整える】
その他にもご要望に合わせて取り揃えておりますのでぜひご相談ください
hair's LOG 小野
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