40代を過ぎると髪の老化・薄毛が急に進む理由と対策は?
寝屋川市「香里園駅」から徒歩3分の
オーガニックカラーと天然ヘナが得意な美容室
hair’s LOG(ヘアーズ ログ)の小野です。
髪のボリュームダウンや白髪など、
見た目の印象を左右するだけに気になる方は多いと思います。
普段の食事や生活を見直したり、ホルモンバランスを上手に整える事で、
エイジングの速度を緩やかにできます。
今回は、正しいヘアケアと生活習慣により元気な髪をキープする方法について書いていきたいと思います。
40代を過ぎると髪の老化が急に進む理由
抜け毛の増加や髪の毛が細くなったりなど、
髪のエイジングを加速させる原因の一つとして、
女性ホルモンによるホルモンバランスの変化が挙げられます。
女性ホルモンの役割
女性ホルモンには「プロゲステロン」と「エストロゲン」の2種類があり、共に卵巣から分泌されています。
エストロゲンは、肌の潤いやハリを保つ、骨や血管を強くするなど、女性の美と健康にかかわる様々な働きをしているホルモン。
一方、プロゲステロンは、体温を上げる、食欲を増進させるなどの働きがあります。これらのホルモンがバランスを保ちながら増減することで、月経や妊娠・出産、心身の健康が維持されています。
心身だけでなく、髪の健康にとって、
女性ホルモンである「プロゲステロン」と「エストロゲン」がバランスよく分泌されていることが大事です。
「プロゲステロン」は、太くて長い髪が育つように成長を支えてくれています。
そのため、プロゲステロンの分泌量が徐々に減り始める30代後半くらいから「髪が細くなる」「髪が抜けやすい」といった症状が出やすくなります。
一方、
「エストロゲン」は、髪のツヤやハリ、頭皮の血行や弾力性を高める働きをしているのがです。
エストロゲンの分泌量も30代後半から徐々に減り始め、40代後半を過ぎると急減します。
するとツヤやハリが失われて髪の質感が変化したり、うねりが出やすくなったりします。
また、太くて長い髪を育む「成長ホルモン」や、抗酸化作用をもち、眠りを促してホルモンの分泌を助ける「メラトニン」も、髪の健康にとって大切です。
けれども、この2つのホルモンの分泌量も、年齢と共に減少していきます。
その上に女性ホルモンの減少も重なり、髪のエイジングが目立つようになるのです。
これが40代を過ぎる頃から、髪の老化が急に進む大きな原因となります。
健康な髪の毛を育むために必要な事
細くなってきた髪や、減ってきた毛量を増やすにはどうすればよいのかとお悩みの方も多いと思いますが、
健康な髪を育むためには、
体の「①内側からのケア」「②外側からのケア」
両方からプローチすることが大切です。
薄毛などの髪の悩みは遺伝や生活習慣などの環境因子が関係しているとされます。
「①内側からのケア」
特に女性の薄毛の原因は、栄養不足を伴っている場合が多いといえます。
中でも不足しているのは、「亜鉛」や「鉄」などの「ミネラル」です。
「亜鉛」は、髪の成長に欠かせない重要な栄養素の一つ。
また、「鉄」も細胞に酸素を運ぶ役割があり、頭皮の健康維持やハリのある髪をつくるために欠かせません。
女性は毎月の月経で鉄を失っている上に、外食や加工食品中心の食事などで、鉄や亜鉛が不足しがちです。
特に多いものとしては牡蠣、あわび、たらばがに、するめ、豚レバー、牛肉、卵、チーズ、高野豆腐、納豆、えんどう豆、切干大根、アーモンド、落花生などです。
内側からのケアとして、
- 意識して食材の種類を多く摂る
- 鉄や亜鉛を多く含む食材を摂る
ことを心がけましょう。
また、コレステロールは細胞膜を強くし、女性ホルモンをつくる原料でもあるため、
コレステロール値が低過ぎるのもよくありません。
必要な脂質はしっかりと摂るようにしましょう。
あくまでも基本は食事から!
サプリメントは”補助的に”取り入れましょう
あっくん
「②外側からのケア」
外側からのケアとしては頭皮環境を整えることが大事です。
頭皮が硬いと血流が滞りがちになり、
毛母細胞に栄養や酸素が十分に行きわたらず、髪の老化を進める原因になってしまいます。
シャンプーをする時やお風呂に浸かっている時に、頭皮マッサージをして血行を促しましょう!
また、ストレスをため込まないように
リラックスする時間をもつ、ウォーキングなど適度な運動をする、
十分な睡眠を確保するなども、ホルモンの分泌をサポートすることにつながります。
そして、外側からのケアとして「育毛剤」などの使用も有効的です。
男性の場合は頭頂部やM字部分が薄毛になりやすい(AGA)に対し、女性の場合は頭頂部を中心に全体的に毛量が少なくなるのが特徴です。
脱毛症状は男性ほど激しく進行しませんが、抜け毛が多く、
髪が細くなったように感じたら生活習慣の改善に加え、女性向けの育毛剤を使ってみるのも一案です。
薄毛と白髪の関係性は?
髪をつくる毛母細胞と毛母細胞の間には「メラノサイト」という細胞があり、
そこでつくり出された「メラニン色素」を毛母細胞が取り込み、黒い髪になります。
しかし、メラノサイトがダメージを受けたり、活動をやめてしまうと、メラニン色素をつくり出すことができず、白髪になってしまいます。
メラノサイトはストレスに弱いことや、鉄不足で十分な酸素が行き届かないと白髪が増えやすいなどと言われています。
白髪の原因と薄毛の原因には共通する事も多いです。
その為に白髪予防に努めることは、薄げ予防にもつながり、薄毛予防は白髪予防にもなります。
ぜひ内側と外側のケアを心がけて健康な髪を育てていくようにしましょう!
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