アトピー性皮膚炎でもヘアカラーできる?安心して染めるためのポイント

寝屋川市「香里園駅」から徒歩3分の
オーガニックカラーと天然ヘナが得意な美容室
hair’s LOG(ヘアーズ ログ)のオーナー小野です。
お客様から、
「アトピーがあるんですけど、ヘアカラーできますか?」
とご相談をいただくことがあります。
今回は アトピー性皮膚炎とヘアカラーの関係、そして「アトピーがある方はヘアカラーできるのか?」というテーマでお話しします。
アトピー性皮膚炎とヘアカラーについて
「アトピー=アレルギー」と思われがちですが、実際にはそれだけではありません。
- 生まれつき肌のバリア機能が弱い体質
- ホコリや花粉、食べ物などに対するアレルギー反応
- 乾燥や外部刺激に弱い肌質
- ストレスや生活習慣の影響
こうした様々な要因が重なり合って症状が出る、とても複雑な皮膚の病気です。
つまり「単なるアレルギー」ではなく、いろいろな要因が関わっているんですね。
アトピーがある方がヘアカラーするときの注意点
アトピー性皮膚炎の方は、皮膚のバリア機能が低下しているため 薬剤の刺激を受けやすい 状態です。
その結果、次のようなトラブルが起こりやすくなります。
• 刺激性接触皮膚炎(薬剤の刺激による炎症)
• アレルギー性接触皮膚炎(酸化染料などに対する免疫反応)
• 既存のアトピー症状の悪化
ただし、「アトピーだから絶対にカラーできない」というわけではありません。
大切なのは、できる限り”リスクを減らす工夫”をすることです。
美容室でできる工夫
• 事前にパッチテストをする
→ アレルギー反応の有無を事前に確認できます。
• 頭皮の状態をチェックする
→ かゆみや炎症があるときは無理にカラーしない方が安心です。
• 頭皮に直接つけない方法を選ぶ
→ 頭皮から少し離して塗る「ゼロテク」や、保護オイルを使うことで刺激を減らせます。
• ノンジアミンカラーを検討する
→ アレルギーの原因になりやすい染料を使わないカラー剤もあります。
• 施術後のケアを大切にする
→ シャンプーでしっかり薬剤を落とし、保湿をして肌を守ります。
アトピーがあっても、工夫次第で髪色を楽しむ可能性は広がります。
ただし、健康な肌の方に比べるとトラブルが起こりやすいのも事実です。
だからこそ、
① 不安があるときは無理をせず皮膚科で相談してからカラーを検討すること
② 施術中に違和感を感じたら すぐに伝えること
この2つを心がけていただければ安心です。
おしゃれは心の元気にもつながります
おしゃれを楽しむことは、気持ちを前向きにしてくれる大切な時間です。
ただし、アトピーの方にとっては「無理をしない」「安心できる方法を選ぶ」ことが一番大切です。
美容師としても、お客様が安心してヘアカラーを楽しめるようにサポートしていきます。
不安なことがあれば、ぜひ遠慮なくご相談くださいね。
ここでお伝えした内容は、美容師としての一般的な知識であり、医師の診断や治療に代わるものではありません。
不安が強いときや肌の状態が良くないときは、必ず皮膚科などの医療機関にご相談ください。
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