しみやすい方は要チェック!安全にヘアカラーで染める為のポイント
寝屋川市「香里園駅」から徒歩3分の
オーガニックカラーと天然ヘナが得意な美容室
hair’s LOG(ヘアーズ ログ)の小野です。
大人世代の女性にとっては様々な髪の悩みがあると思います。
その中でも「白髪」は出てくると老けてみられたり、髪の毛のツヤが減ったりと、悩ましい問題です。
「グレイヘアが素敵」なんて一時期メディアが流行らそうとしていましたが、
実際にグレイヘアにチャレンジし、それを受け入れる事が出来た方はほんのわずかな人だけ。
結局のところ街中で見渡してもヘアカラーをしている方ばかりだと思います。
そんなヘアカラーは白髪に悩む人にとって身近な解決策であるのですが、
そのヘアカラーが突然私たちの健康を害する可能性がある事は知っておいた方がいいでしょう。
これまで何ともなかったヘアカラーでしみる、かゆくなる?!
美容院や自宅でも、定期的に白髪染めをされている方で、
これまで何ともなかったのに、
ヘアカラーでしみる、かゆい
といった事が起こってくる場合があります。
症状が軽ければお肌のトラブルと同じ様に、
敏感肌で化粧品がしみたりかゆくなったりすることと同じ感じに思われがちなのですが、
そういったケースは「接触性皮膚炎」といわれる皮膚のトラブルとなります。
何らかの物質が皮膚に接触し、それが刺激やアレルギー反応となってかゆみを伴う湿疹が出ます。
俗にかぶれとも呼ばれ、接触した部分の皮膚に紅斑(こうはん)が現れ、ひどいときには、腫れ上がったり、小水疱(しょうすいほう)が出現したりします。
身のまわりにあるほとんどの物質が原因となりえます。
襟足や耳周り、生え際などに赤いブツブツなどが出てきた場合には、
汗や細菌などの皮膚疾患と共に、「ヘアカラーが原因かもしれない」と疑った方がいいでしょう。
ヘアカラーをした後に赤みやブツブツが出来て、治ったと思ってまた染めると症状が出て、また治ったら染めて・・・を繰り返していると、
顔まで腫れたり、リンパ液が出てジュクジュクしてきたりします。
こういった繰り返し湿疹が起きるのは、アレルギー性の接触皮膚炎の可能性が高く、
ヘアカラーをしている最中から2日くらいかけてゆっくり出てくるので『遅延型アレルギー』といわれます。
症状がすぐに現れるので、どの食物が原因なのかが判明しやすいのが特徴です。
このタイプとは別に、6時間から24時間後に、身体がじっくり炎症を起こすタイプのものがあります。
これを「遅延型アレルギー」といいます。
ヘアカラーでは主にこの遅延型アレルギーが起こりやすいです。
遅延型アレルギーは、ゆっくりと身体じゅうで炎症が進行し、気付きにくいために慢性的な炎症となり、様々な症状となって現れます。
一度アレルギーになってしまうと治らないといわれていますので、その前の予防などが大切になってきます。
ヘアカラーかぶれを起こさない為の予防チェックポイント
今回はヘアカラーを安全に長く続けていくためにも知っておきたいポイントをいくつかお伝えしていきます。
美容室で染められる方も、ホームカラーをお使いの方も安全に染めれる様にチェックしてみてください。
①ヘアカラーする時は体調の良い時に
体調が悪かったり風邪気味だったりする時は、普段より免疫機能が弱まっている可能性があります。
ヘアカラーをする予定の数日前から体調に変化がなかったかもよく思い出し、当日も体調不良を感じた場合には、ヘアカラーは見送ったほうが無難です。
②生理中はお肌が敏感なので避けるべき
女性の場合、生理中も肌が敏感になりやすいときです。
体が過敏に反応して、アレルギーにつながる可能性があります。
ヘアカラーの取り扱い説明書にも生理中の使用は止めるように書かれていますので、また終えて体調の良い時に染めるようにしましょう。
③花粉症や喘息などアレルギー体質の方は要注意
今のところヘアカラーのアレルギーはなくとも、何らかのアレルギー体質をもっている場合、ほかのアレルギーも起こしやすい傾向があります。
特にアレルギーの症状が出ているときは、通常は何ともないものでも過剰に反応しやすいので、ヘアカラーするのは避ける方が良いでしょう。
アレルギーの反応が治ってから染める様にしましょう。
④ヘアカラーの前にはパッチテストを
ヘアカラーアレルギーを確認するために最も信頼できる方法は「パッチテスト」になります。
アレルギーはいつ発症するのかはわかりませんので、これまで大丈夫だった同じヘアカラーでもアレルギーの症状が起こる可能性があります。
ヘアカラーをする48時間前には毎回必ず行い、安全を確認してから染めるようにしましょう。
⑤肌のターンオーバーを意識する
ターンオーバーとは、新しい皮膚が生まれて古い皮膚がはがれ落ちるサイクルのことです。つまり肌の新陳代謝を指します。
肌のターンオーバーの周期は28日といわれており、年齢を重ねるにつれ少しずつ延びていきます。
頭皮も同じ様な周期で新陳代謝が行われていますので、新しい肌に代わっていればいるほどヘアカラーの負担は少なくなります。
白髪が気になるからといってセルフカラーで1〜2週間のペースで染めていると頭皮への負担が大きいですので、どうしてもという方はカラートリートメントや一時的なヘアマスカラなどで補うと良いでしょう。
⑥染める直前に髪の毛を洗わない
美容室に行く前に気を遣ったりして、朝シャンなどをする必要はありません。
シャンプーをしてしまうと頭皮の毛穴の皮脂腺から出ている皮脂を落としてしまっている状態です。
皮脂が無いと頭皮は刺激を受けやすい状態ですので、少なくともシャンプーは前日に済ませておきましょう。
元々ヘアカラーでしみやすい方は前日も洗わないでおく方が良いでしょう。
hair's LOG 代表
⑦敏感肌の方は頭皮の保護をしながら
年齢と共に頭皮の水分や皮脂量が減ってきますので、長年同じ薬剤で染めていたとしても頭皮がしみやすくなってきます。
染めている時に違和感や刺激を感じ始めたら、敏感になってきている事を美容師さんに伝えましょう。
頭皮保護のオイルやスプレー、より優しいヘアカラー、塗布方法などで負担の少ないヘアカラーを提案してくださるはずです。
⑧染めた後のケアも大切!
染めた後はシャンプーでしっかり流す事はもちろん大切ですが、
より頭皮や髪を元の状態に戻すために、「薬剤除去」や「ヘッドスパ」をしてもらいましょう。
薬剤除去とは、やり方はお店によって様々だったりしますが、カラー剤に含まれるアルカリ剤や過酸化水素を除去し、髪や頭皮を元の弱酸性の状態に戻します。
これによりダメージ予防、消臭効果、老化防止、色持ち向上など良い効果を与えます。
さらにヘッドスパで毛穴や頭皮に残った薬剤をしっかりと落としたり、失った水分や皮脂をケア剤ですぐに補うことで健康的な頭皮に整えます。
どちらも家では出来ない美容室ならではのヘアケアですね
hair's LOG 代表
まとめ
これまで何ともなく染めていたのに、突然ヘアカラーでしみたり痒みがでたりなどが起こる可能性があります。
もし既にヘアカラーでしみる、かゆい、ピリピリする、刺激を感じるなどの症状を感じられる方は、
ヘアカラーのやり方やヘアケアのやり方を一度考え直す必要があるかもしれません。
「しみる、かゆい」の主な原因は、ヘアカラー(アルカリカラー)に配合されている成分。
髪と頭皮の健康を考えるなら、染める間隔はターンオーバーに合わせた1ヶ月に1回程度を目安に。
ご自身の体調や頭皮の状態にも大きく左右されますので、デリケートな状態の時はヘアカラーするのをやめておきましょう。
ヘアカラーの種類や刺激対策をするだけで対処できるケースが多いのでぜひご相談くださいね
hair's LOG 代表
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