雨や湿度の高い日の髪のうねり・広がりを抑える方法
寝屋川市「香里園駅」から徒歩3分の
オーガニックカラーと天然ヘナが得意な美容室
hair’s LOG(ヘアーズ ログ)の小野です。
雨の日や湿気の多い日は、せっかく朝頑張ってセットした髪が崩れたり、
時間と共に広がりやうねりが発生したりしてしまいがちです。
そこで今回は、雨の日や湿度の高い日のヘアケアやスタイリングのポイントをお伝えしていきたいと思います。
雨の日に髪が広がる・うねるのはなぜ?
まずは、雨の日や湿度の高い日に髪が広がったりうねったりする原因について知っておきましょう。
うねりや広がりの原因は、髪の毛の水分量
雨の日や湿度の高い日に髪が広がったりうねったりするのは、髪に水分が出たり入ったりするからです。
髪は、アミノ酸同士が結合することで形を保っています。
この結合の種類は複数あり、そのうち最も表面で行われているのが「水素結合」と呼ばれるものです。
水素結合は、髪が水で濡れたり水分が入ったりすることによって切れ、乾くと再度結びつく性質をしています。
寝癖を直したい時は、一度髪を濡らしてからドライヤーで乾かすと直るのはこの性質を利用しています
あっくん
これは、水素結合を一度切って再び結合させ直しているからなのです。
雨の日や湿度の高いは、必然的に髪に水分の出入りが多くなります。
すると、髪の水素結合が切れて形状が変わり、乾いたときにもともとの髪の癖が戻ってきてしまうのです。
原因①雨の日は、もともとの髪の癖が出やすくなる
雨や湿度の高い日、癖毛の方は水分の出入りによって元の癖が出やすくなり、髪がうねったり広がったりしやすくなります。
また、切れ毛やアホ毛が多い方も、雨や湿気の日はそれが目立ちやすくなります。
反対に、もともとストレートヘアの方や髪が健康な状態の方は、湿気があってもさほど影響は受けないと言えます。
原因②髪が傷んでいると広がりやうねりが出やすくなる
パーマやカラーなどで髪が傷んでいる方も、雨や湿度の高い日には髪がうねったり広がったりしやすくなります。
傷んでいる髪は表面のキューティクルがはがれやすくなっており、キューティクルの間から水分が出入りしやすくなるからです。
髪の広がり・うねりを防ぐヘアケアのポイント
①シャンプーは保湿タイプがオススメ
髪質によって適したシャンプーは異なりますが、梅雨時期など湿気が多い季節は保湿力の高いしっとりタイプがおすすめです。
髪の中に水分を抱えさせ、これ以上外部から水分が入らないようにします。
ただし、髪の毛の量が少ない方や薄毛が気になる方は、しっとりタイプだと重すぎて髪がペタッとしてしまうこともありますので、
ご自身の髪質に合わせて、普段よりややしっとりするタイプをご使用しましょう。
②トリートメントや油分で髪表面をコーティング
髪のうねりや広がりを軽減するためには、水分の出入りを防ぐことが大事です。
髪の内部が水分不足でスカスカだと、水分が出入りしやすくなってしまいます。
そこで、広がりやすい時期は普段よりも重点的にトリートメントをしてあげることをおすすめします。
【広がりを予防するためのトリートメント方法】
シャンプー後、髪の水分を軽く絞ってからトリートメントを塗布します。
特に中間から毛先にかけては重点的に。コームを使って伸ばし、髪の毛の接地面を増やすようにしましょう。
特に傷みが気になるときは、トリートメントを一度洗い流してから、再度トリートメントをするのがおすすめです。
その他の良い対策としましては、
スタイリング剤に油分の多いものを使用して髪をコーティングしてあげる事です。
油分の多い、ヘアオイルやバーム・ワックスなどを普段よりもたっぷりつけておくことで、
水分が出入りしないように油で蓋をしてあげるイメージです。
雨の日の髪の広がり・うねりを防ぐヘアセットの仕方
うねりや広がりを抑える、基本のヘアセット方法
- 髪の毛を全体的に濡らす
- ドライヤーの熱風で乾かす
- ドライヤーの冷風で冷やす
といった事がうねりや広がりを抑えるヘアセットの基本となります。
①寝癖がついているときは、一度髪全体を濡らします。
濡らすことで髪の水素結合が切れ、その後のスタイリングが整いやすくなります。
②ドライヤーの熱風で髪を乾かします。
ドライヤーをしている間に髪が乾いて元の癖が戻ってしまうことがあるので、前髪や顔周りなど、特にうねりや広がりを出したくない部分から先に乾かしていきましょう。
3.ドライヤーの冷風を当てます。
髪の毛は熱が加わることで形状が変わり、冷めるとその形状が固定されます。きれいに乾かした髪をキープするために、冷風を当ててあげましょう。
髪を巻く場合も、先に一度髪をまっすぐに伸ばしておくことで、くしゃくしゃのまま巻くより、ツヤが生まれ、パサツキ感が軽減しますよ
hair's LOG 小野
雨の日でもくずれにくいヘアアレンジの方法
●雨や湿気の多い日でも崩れにくい、カールヘアの作り方
前述したように、髪は熱が加わることで形状が変わり、冷めるとその形状が固定されます。
そこで、コテなどで髪を巻くときは、コテを抜いた後に数秒間そのまま持って髪を冷ましてあげましょう。
この工程を入れるだけでカールが長持ちします。
巻き終わったら、髪全体に油分の多いヘアオイルやバーム・ワックスをたっぷりめにつけましょう。
髪に水分が入りにくくなるのでうねりや広がりを防ぐことができます。
●特に広がりやうねりが出やすい前髪のセット方法
前髪は広がりやうねりが目立ちやすい部分。セット前に一度伸ばし、癖をとってあげましょう。
髪を真下にひっぱりながら根元にドライヤーの温風を当て、乾いたら冷風を当てます。
左右どちらかに流したい方は、その後でコテやストレートアイロン、ロールブラシなどで流してください。流し前髪を上手に作るポイントは、前髪の根元を流したい方向と反対に乾かすこと。
こうすると、自然と毛先が流したい方向に流れてくれます。巻き終わったらオイルやバームをつけましょう。
●雨や湿気の多い日は無理にダウンスタイルにせず、ヘアレンジがオススメ
ここまでにご紹介した方法でヘアセットをすれば、湿度の高い日でもヘアスタイルをキープしやすくなります。
ですが、やはり雨や湿気の多い日は崩れやすいため、うまくいかない場合には無理にダウンスタイルにせずに、ヘアアレンジで乗り切るのもひとつの手。
ポニーテールやお団子ヘアなど簡単なアレンジも、ちょっとしたコツでおしゃれに見せることができます。
クリップなど髪をまとめられるアイテムを持ち歩くと安心です。
【ヘアアレンジをオシャレに見せるポイント】
1. アレンジする前に、髪全体にオイルやワックス・バームをつけておきましょう。
2. ポニーテールでもお団子ヘアでも、後頭部をふんわり仕上げるのがポイントです。髪を結んだら、後頭部の髪を少しずつ引き出して高さを出します。
3. ゴムに毛束を巻きつけて、ゴムが見えないようにしましょう。
4. 顔まわりなどに後毛を出したい方は、後れ毛にもスタイリング剤をつけましょう。
後れ毛は、「出てきてしまった後れ毛」ではなく「意図的に出している後れ毛」に見えることが大事です。
雨の日のヘアケアまとめ
髪の広がりやうねりが出やすい梅雨時期。ですが、普段よりもヘアケアを重視したり、スタイリング時にちょっとした工夫をしたりすることで、きれいなヘアスタイルが保てるようになります。
ぜひ今回ご紹介した方法を試してみてくださいね。
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