『インディゴ』ヘナ染めで白髪を黒っぽく染める方法
寝屋川市「香里園駅」から徒歩3分の
オーガニックカラーと天然ヘナが得意な美容室
hair’s LOG(ヘアーズ ログ)の小野です。
髪の毛や頭皮に優しいヘアカラーを調べられていて、
「ヘナ」という植物染めを知った方も多いといらっしゃいます。
そのヘナの事を調べると、
オレンジ色しか無いと書かれていたり、
いろんな色の種類があるヘナがあったり、
とメーカーによって様々であったりします。
ヘナは色の種類が選べるのでしょうか?
ヘナで黒っぽく染めることは出来るのでしょうか?
今回は、色の選べるヘナについてと、
ヘナで白髪を黒っぽく染める方法について解説していきたいと思います。
ヘナを使いながら黒髪に染める方法
ヘナは「ローソニア」というオレンジ色の色素を持った植物で、
化学染料などを使用せず、植物の力だけで
安全に白髪をオレンジ色に染める事が出来ます。
ただ、このオレンジ色に染まるという仕上がりが苦手な方が多いのは事実です。
- 自然の力で・・・
- 植物だけで・・・
- 髪と頭皮に優しくて・・・
- 頭皮がピリピリしない・・・
- 髪の毛が傷まない・・・
そんな毛染めがしたくて「ヘナ」に興味をもったものの、
ヘナで黒っぽく染める事は出来ないの??
ヘナで黒っぽく染めている友人がいるんだけど??
というご要望、ご相談を受ける事は多いです。
実際に売られているヘナや美容室によっては、
ヘナでありながら、
「ダークブラウン」「ブラック」などといった色のバリエーションがあるものも存在します。
ただし、こういった色の種類があるものは、
天然100%のヘナではなく、
必ず、何かしら「他の染料」が配合されています!
何故ならば、ヘナはオレンジ色の色素を持った植物で、
オレンジ色の色素の濃度などの差は、個体差や加工による違いによって変わる事はありますが、
あくまでもヘナはヘナ、持ってる色素はオレンジのみです。
その他の色があるという事は、
必ず何かしら他の染料を足さないと有り得ない事になります。
ヘナに配合される「その他の染料」としましては、
- ジアミン染料などアレルギー性の高い染料が配合
- ピクラミン酸など高濃度では危険な染料が配合
- HC染料などの比較的安全性の高い染料が配合
- ヘナ以外の色素を持ったハーブが配合
と大まかにはこの4つのパターンがあると思います。
こういった他の染料が配合されている事を理解した上で、使用する分には問題ないのかもしれないのですが・・・
例えば、
ジアミンアレルギーがあるので安全なヘナを使いたいと思っているのに①のヘナを使ってしまうと、アレルギーの症状が出てしまいますし、
②のピクラミン酸ナトリウムなどは質の悪いヘナをごまかす為に配合されるオレンジ色の色素になりますし、
安全性は高いですが、化学染料を避けたいと思っている方は③は嫌でしょうし、
それぞれ「ヘナ」の、
- 染まりが悪い
- 染まるのに時間がかかる
- 色のバリエーションがない
などのデメリットを補う為に配合されているのですが、
ヘナで染めたい方というのは、
アレルギーがある、安全に染めたい、自然の力で染めたい、という要望からヘナを選択されるケースが多いと思いますが、
化学染料や化学物質が配合されたヘナを知らないで使われていたら、「騙された!」といった気分になるのではないでしょうか!?
もちろんそういった化学染料が配合されている事を知った上で、トラブルなく使えて満足されているのなら問題ありません。
あっくん
ただ、やっぱりヘナを選択される方のご希望としては、
自然の植物の力で優しいカラーリングしたいというのがほとんどだと思いますので、
そういった方で白髪を黒っぽく染めたいというのならば、
ヘナにその他のハーブを混ぜて使用する④のパターンが適しているのではないかと思います。
インディゴを混ぜると黒っぽく染めることができる
実は、ヘナをオレンジではなく、黒っぽく発色させる方法もあります。
それは「ヘナ」と「インディゴ」を組み合わせて使用するのです。
「インディゴ」はご存知の通りジーンズや藍染めなどに使われる
主に植物を由来とした“青色の染料”の総称です。
毛染めとして髪の毛に使われるのは、
“ナンバンアイ“というマメ科の植物の葉が主流となっていますが、
(亜熱帯·熱帯地方が原産。インド藍、木藍とも呼ばれる)
この深い青色とへナのオレンジを合わせると補色の関係から、「黒っぽい色」になります。
最近のヘナ染めにおいてはこの組み合わせは普通のことになっていますので、
ヘナを知ってる方にとっては当たり前と思われるかもしれませんが、
一般的にはまだまだ知られていないようです。
「ヘナ」+「インディゴ」で白髪を染める
【Before】
こちらは、染める前のBeforeの状態です。
分け目の根本に白髪が伸びているのがわかると思います。
まずは全体的に「ヘナ」を塗布していきます。
【ヘナ1度染め】
ヘナで時間を置いてから、一度流した後の状態です。
根本の白髪にヘナのオレンジ色が入りました。
この様なオレンジ色で髪の毛を明るくみえる方が良い人はこのままで大丈夫です。
でも、オレンジっぽいのが嫌だなという方にはここから「インディゴ」を重ねていきます。
【ヘナ+インディゴの2度染め】
インディゴの青味が重なり、オレンジ色が消えて、
黒っぽく染まりました。
自然な髪色に見えると思います。
ヘナとインディゴを使った2度染め(ダブルヘナ)はこの様な仕上がりになります。
ヘナだけの一度染めに比べて、しっかりと白髪が染まるのと、黒っぽく染まるので仕上がりが自然なのがメリットです。
ただどうしてもお時間と料金がかかってしまうのがデメリットになります。
ヘナにインディゴが配合されている商品
「インディゴ」は、ヘナ製品に最初からブレンドされていることも多々あります。
「ヘナ」という名称でありながら、
「ダークブラウン」「ライトブラウン」など色のバリエーションがあるものは、
このインディゴやその他の化学染料が配合されている可能性が高いです。
化学染料が入っている事を心配される方ももいるでしょうが、
そんなときは、ヘナの「成分表示」を見ましょう。
そこに「ナンバンアイ葉」と書かれていたらそれがインディゴです。
ヘナは元々は雑貨扱いとして成分表示の必要性はありませんでしたが、2001年より「化粧品」として発売出来る事になりました。
化粧品扱いであれば全成分の表示義務があります。
仮にジアミン染料などが配合されている場合には「医薬部外品」として販売されます。
安全のヘナを使用したいと思われるならば「化粧品」認可されていてるものを選ぶのがいいでしょう。
ただし、日本でなく原産国から送られてくる時点で何か混ぜられている可能性があります。
つまり化粧品認可だと絶対に安心というわけではないので注意は必要となってきます。
hair's LOG 小野
そういったインディゴが配合された商品をよく見ると、
商品名はヘナではなく、”ハーブパウダ”などと書かれていたりもします
インディゴ以外にも、
黄みを足すウコン、赤みを足すアカネ茎など、色のニュアンスを変えるものや、
アムラ、シカカイ、アワルといった、ヘアケア効果が期待できるハーブが配合されていたり、
アーユルヴェーダのハーブがブレンドされたものもあります。
つまりざっくり「ヘナ染め」「ヘナカラー」と読んでいたりしますが、
インディゴなどの他のハーブが含まれているものは、
正確にいえば「ヘナ+ハーブ染め」という事になります。
髪の毛の髪色や求める効能などに合わせて使用するハーブを調合する事もあります。
【まとめ】ヘナで白髪を黒っぽく染める方法
天然100%の「ヘナ」だけでは、白髪を黒やダークブラウンに染める事は絶対に出来ません。
なぜならヘナはオレンジ色の色素しかもっていない植物だからです。
ヘナで色の種類があるものは必ず何かしら別の染料が入っています。
安全に染めたいという方は、
化学染料ではなく、ハーブが配合されている商品を選びましょう。
天然ハーブのみで白髪を黒っぽく染めるのには、
「ヘナ」+「インディゴ」がオススメです。
ヘナのオレンジとインディゴのブルーがうまく重なり合い黒っぽく染める事ができます。
最初にヘナで染め、その後インディゴで二度染めする「ヘナ2度染め(ダブルヘナ)」であれば色がしっかり入り、白髪も黒っぽく自然な染まりあがりになります。
ヘナとインディゴを最初から混ぜて染めることもできます。(最初から混ぜてある製品があります)
ただし白髪染まり具合はヘナの二度染めに比べると薄染まりになりやすいのと、数日間はやや緑っぽくなりやすいです。
オレンジだけでなく、黒っぽくもできるというだけで、ヘナ染めへのハードルはぐんと低くなると思います。
- ヘナで白髪染めをしたいけど、
- オレンジ色になるのが抵抗がある・・・
- でも化学染料は使いたくない・・・
とお悩みだった方には、
このインディゴなどの青色の色素を持つハーブを使用する事で自然の植物の力で髪の毛を黒っぽく染める事が出来るというわけです。
お悩みの方はぜひご相談ください。
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